寝具の正しいお手入れ方法 正しいケアで質の良い睡眠を!


寝具の正しいお手入れ方法 正しいケアで質の良い睡眠を!

寝具のケアを怠ったり、間違ったお手入れを続けていると、カビやダニなどによる健康被害を招いたり、寝具を傷めてしまうことがあります。逆に、正しい方法で寝具のお手入れをすることで、良質な睡眠が可能となり、寝具のお手入れは、私たちの暮らしの質に思いのほか大きな影響を与えています。
そこで今回は、「これだけは知っておきたい正しい寝具のお手入れ方法」について、紹介していきます。

寝具のお手入れの要は「湿気」

 

寝具のお手入れで最も気にしなければならないのは、湿気です。寝ている間にコップ1杯分の汗をかくということはよく知られていますが、この汗による湿気は布団に蓄積されてしまうと、カビやダニが発生します。カビやダニは、咳や気管支喘息やアレルギー、アトピー性皮膚炎を引き起こすなど、健康に悪影響を及ぼします。
特に、フローリングに直接寝具を敷いている場合は、体温で温められた水分がフローリングで冷やされ、寝具の下部に湿気が溜まりやすいので、注意が必要です。

知っておきたい寝具の正しいお手入れ3つ

 

床敷なら毎日上げ下ろしをしよう

 
床に敷いて使用する寝具は、上げ下ろしすることで寝具の床付近に溜まった水分をとばすことができます。上げ下ろしができない場合は、敷布団の下に「すのこ」や除湿シートなどを敷くようにしましょう。
また、寝具を保管する押し入れにも、すのこを敷くなどして湿気が溜まらないようにしましょう。

週1回はシーツの洗濯を

 
敷布団、掛け布団、枕それぞれに必ずカバーをかけて使用し、カバーは少なくとも週1回のペースで洗濯しましょう。洗濯後のシーツは、必ず完全に乾いたことを確認してから使用します。ダニのエサとなる皮膚からの汚れや汗、髪の毛などをしっかりと取り除き、清潔に保ちましょう。
汗をかきやすい夏場は、枕や敷布団に吸水性の高いマットや大判タオルなどを敷くことをおすすめします。

週1回は寝具を乾燥させよう

 
寝具は、よく晴れて空気が乾燥している日に天日干しをします。日中の2~3時間、カバーをつけた状態で日光にあて、軽くホコリを払ってからしまいます。長時間干したままにしたり強く叩いたりすると、布団が傷むので注意しましょう。羽毛布団などデリケートな素材のものは、風通しのよい日陰で干すようにします。
布団乾燥機なら、時間や場所を選ばずに布団を乾燥させること可能となるので、布団乾燥機を活用するのもよいでしょう。



これだけは知っておきたい基本の寝具お手入れ方法を紹介いたしました。ぐっすり眠れない時は、寝具の湿気が原因かもしれません。意識して寝具を清潔に保ち、健康に良い環境づくりを心がけましょう。