菌やウイルスを防ぐ! 空気清浄機の適切な置き場所とは?
空気清浄機は空気中に浮遊する花粉やホコリ、PM2.5などの浮遊物を集めてくれる便利な家電です。しかし、置き場所によっては効果が半減してしまう場合があります。
空気清浄機が最大の効果を発揮するのに適した“置き場所”とは、どこなのでしょうか?
ここでは、空気清浄機の適切な置き場所について解説します。
空気清浄機はお部屋の広い場所に置くべし!
空気清浄機は置き場所によって最大のパワーを発揮します。
もっとも効果的なのは、部屋の中央など“周りがもので囲まれていないところ”に置くことです。部屋の真ん中に置くと空気の循環が十分におこなわれるため、部屋全体に効果が得られるようになります。
空気清浄機をお持ちの方の中には、通行の妨げになるから……ということで、部屋の隅や壁際に空気清浄機を設置している方も多いのではないでしょうか? 実はこの置き方は、空気が吸いにくくなったり循環させにくくなったりするので、効果が半減してしまいます。特に、空気を吸い上げる「吸気口」が背面にあるタイプは、壁際ギリギリに置くと本来の性能を発揮できません。
スペースの都合でどうしても壁寄りに置かなければならない場合は、「壁から10cm以上離すこと」「窓やドアから離し、空気の通り道の途中に設置すること」を意識するとよいでしょう。
用途に応じて置き場所を変えるのも効果的!
空気清浄機は部屋の中央や空気の通り道に置くのが基本です。ただ、寝室に置く場合やエアコン、加湿器と併用する場合は、置き場所を変えることでより快適に過ごせるようになります。
用途別におすすめの置き場所をチェックしてみましょう。
寝室に置く場合
空気清浄機を使ってホコリを除去すれば、快適に眠れるようになります。
寝室で空気清浄機を使用する場合は、足元に置くのが効果的です。顔の真横や頭上近くに置くと、空気清浄機から排出される風が当たるので、眠りの妨げになってしまうことがあります。また、運転音が気になって眠れない……ということにもなりかねません。
エアコンや加湿器を併用する場合
エアコンと空気清浄機を併用すると、空気清浄機が空気中のホコリを吸い込むため、エアコンのフィルターにホコリが付着しにくくなるメリットがあります。また、エアコンの空気循環機能によって、きれいな空気が循環しやすくなるという相乗効果も。
エアコンと併用する場合は、エアコンの吹き出し口と反対側の場所に、距離を開けておくのが効果的です。
加湿器と併用する場合は、加湿器の蒸気が空気清浄機の吸い込み口に入らないよう距離を開けておきましょう。
加湿器の蒸気が空気清浄機の中に入り込むと、カビが発生するおそれがあるからです。
花粉・ウイルス対策として置く場合
季節が進むと気になる花粉やウイルスの対策には、玄関に空気清浄機を置くとよいでしょう。
体や髪に付着した花粉やウイルスを吸い上げることで、家の中に持ち込まずに済みます。
帰宅時に稼働するよう、空気清浄機のタイマーをセットしておくのもよい方法です。
空気清浄機の使用時は置き場所にこだわろう
空気清浄機は置き場所によって効果が大きく変わります。使用時は置き場所を工夫し、最大の性能を発揮できるようにしましょう。
また、空気清浄機のフィルターは、使っているうちにどんどん汚れてきます。汚れてフィルターの目が詰まると、空気清浄機能もダウンしてしまいますので、定期的に掃除や交換をすることが大切です。