水垢やカビ、嫌な臭いを防ぐ! 加湿器の掃除方法をチェック

水垢やカビ、嫌な臭いを防ぐ! 加湿器の掃除方法をチェック

湿度の下がる秋は部屋が乾燥してのどが痛くなったり、風邪をひきやすくなったりすることから、おうちに加湿器を設置する人が増加します。
加湿器はお手入れを怠るとカビや嫌な臭いが発生することがあるため、定期的に掃除を行うことが大切です。
今回の記事では、清潔をキープするための「加湿器の掃除方法」についてご紹介します。

臭い、カビ……加湿器は掃除を怠ると大変!

加湿器は水を使って部屋を加湿するため、使い続けるうちにタンクやトレーにヌメリが出ることがあります。
これは水が長時間放置されて塩素が抜けていき、雑菌が繁殖することが原因です。
 
さらに、水の中に含まれているミネラル分がフィルターに蓄積し、白い粉が付着することがあります。
これらのような状態を放置すると、加湿器から嫌な臭いが発生したり、加湿性能が低下したりと困った症状が現れます。
内部にカビや雑菌が発生すると臭いが気になるだけではなく、それを吸い込むことによる呼吸器への健康被害が出る恐れもあるので、こまめに掃除を行い、清潔な状態で使用することが大切です。

加湿器の掃除箇所&掃除方法を知ろう

加湿器を掃除するとき、特に洗浄しておきたい場所は、大きく分けて3つあります。
これらの場所を掃除する際はクエン酸を使った掃除方法が効果的です。
ぬるま湯2リットルに対して大さじ1杯のクエン酸を溶かし、「クエン酸水」を作れば準備OKです。

タンクの掃除方法

加湿用のタンクは水を多く使うので、水垢汚れやヌメリが発生しやすい場所です。
毎日のお手入れとして、水を入れてキャップを閉めてから2~3回振り洗いをするほか、週1回程度クエン酸水を使って掃除をするとよいでしょう。
 
まず、クエン酸水を加湿器のタンクに入れます。
そのまま1時間ほど通常運転をして、終わったらタンク内のクエン酸水を全て出し、水道水ですすいで乾かします。
加湿器によってはクエン酸での洗浄を推奨していない場合もあるので、説明書で確認してから行いましょう。
汚れや雑菌の繁殖などを防ぐためにタンクの水は入れっぱなしにせず、使い終わったら余った水を抜いて、内部を軽く水洗いするよう心掛けてくださいね。
また、使わない時はタンクを空の状態にしておくとよいでしょう。

トレーの掃除方法

トレーはタンクと同じく、水垢の白い結晶やヌメリなどが目立ちやすい部分です。
そのため週1回程度のクエン酸を使った掃除が有効です。
バケツなどのトレーが入る大きさの容器に水を張り、クエン酸を溶かしたらトレーを入れて漬け置きします。
その後軽くこすると水垢やヌメリがきれいに落ちます。
あとは水ですすいでよく乾かし、元の場所にセットしておきましょう。

加湿フィルターの掃除方法

加湿フィルターは月1~2回程度の定期的な掃除が必要です。
トレーと同じようにクエン酸水で1~2時間漬け置きをして、水垢やほこりを浮かび上がらせます。
カルキなどの汚れが残っている場合はスポンジなどで軽くこすって落としましょう。
そのあと水道水ですすいで、完全に乾かせば完了です。

こまめに掃除をして、清潔に加湿器を使おう!

こまめに掃除をして、清潔に加湿器を使おう!

加湿器はうまく使えば部屋を適度な湿度に保ち、乾燥による不調を予防してくれる便利な家電です。
 
また、お肌の乾燥対策や静電気の防止にも効果があることから、秋から冬にかけて大活躍してくれます。
加湿器が原因で咳が止まらない……といったことがないように、今回ご紹介した掃除方法で清潔をキープしましょう。