狭い部屋を広く見せるコツは? 広見せ効果のあるカーペットの選び方
防音や防寒対策としてはもちろん、床の保護や部屋の印象を明るくするためにも一役買ってくれるのが「カーペット」です。
しかし、カーペットの選び方によっては、部屋が狭く見えてしまうこともあるので気をつけたいもの。部屋が狭く見えると圧迫感や窮屈感を感じる原因にもなり、部屋で過ごす時間にストレスを感じることもあります。
そのような事態を避けるためにも、部屋の広さを演出できる上手なカーペットの選び方をチェックしておきましょう。
カーペットは「敷き詰め型」がおすすめ
部屋に敷くカーペットの大きさによって、部屋の雰囲気は大きく変わります。
カーペットの面積が狭い場合、床にさまざまな色合いが混在しているように見え、ごちゃごちゃとした雰囲気になってしまいがち。
広々としたゆとりある空間をつくるためには、シンプルな配色のカーペットを床全面に敷き詰めるのがおすすめです。
シンプルなカーペットを選ぶ
部屋の中にたくさんの色が混在していると、ごちゃごちゃして狭苦しい印象を受けやすいもの。オシャレさを重視するとデザイン性の高いカーペットを選びたくなりますが、華やかな柄のカーペットを敷いたときよりも、シンプルなデザインのカーペットを敷いたほうが室内は広く見えます。
部屋を広く見せるためにはまず、室内に存在する色を減らしてみましょう。
柄物のカーペットを選びたい場合は、ストライプやボーダーといった奥行きのある落ち着いたデザインがおすすめです。
膨張色で視覚効果を狙うのも◎
黒系や赤系といった濃い色のカーペットよりも、白やベージュといった淡いカラーのカーペットのほうが膨張効果で部屋が広く見えるものです。
白い服を着たときに少し太って見えるということがあるように、淡い色には膨張効果があります。逆に、濃い色には収縮効果があり、実際よりも引き締まって見えることが多いものです。こういった色の性質を活用し、膨張色のカーペットを選んで室内を広々と見せましょう。
後退色のカーペットで広見せ効果
色彩には、進出色と後退色という性質もあるのでぜひ覚えておきましょう。
進出色である赤やオレンジといった元気な印象のカラーには、こちらに飛び出してくるような圧迫感があります。逆に、青や紫といった後退色は、向こう側に引っ込んだように見えやすいものなのです。
部屋をスッキリとまとめたいのなら、進出色よりも後退色のカーペットを選んだほうがいいでしょう。
カーペットの選び方1つで、狭い部屋を広々と見せることも十分可能です。
部屋を広く見せてくれるカーペットを上手に取り入れて、リラックスできる広々空間を演出してみてくださいね。