節約にもエコにもなる! 「お米のとぎ汁」活用法5つ
お米をといだときに出る「とぎ汁」ですが、何気なく捨ててしまっているという方は多いでしょう。しかし、お米のとぎ汁にはさまざまな活用方法があります。お米をといだときには、とぎ汁を捨てずに、上手に活用していきましょう。
節約にもエコにもつながる、お米のとぎ汁の活用方法を5つご紹介いたします。
こんな使い方もアリ!? お米のとぎ汁の活用法5つ
1.お米のとぎ汁で野菜の下茹で
野菜を茹でるときにお米のとぎ汁を使うと、アクや臭みを取り除くことができます。
アクが出やすいタケノコやゴボウ、大根、里芋の下茹でなどにはとぎ汁を活用してみましょう。ただし、お米を1回目に洗ったときのとぎ汁には、お米に付着していた汚れが溶け出しています。キレイなものを使うためにも、2回以上といだときのとぎ汁を使うといいでしょう。
2.とぎ汁に食器をつけ置きしておく
食べ終わったあとの食器には油やタレなどがこびりついていますが、洗う前にお米のとぎ汁につけ置きしておくことで、お皿洗いがとても簡単になります。
お米のとぎ汁には洗浄効果があるため、しつこい油汚れやカレーなどの洗いにくい汚れをスッキリと落としてくれるのです。
もちろんお皿だけではなく、フライパンの汚れや魚焼きグリルの汚れにも効果を発揮してくれますよ。とぎ汁である程度汚れを落とし、あとは少量の洗剤でお皿洗いをすれば手軽な上にエコにもつながります。
3.お米のとぎ汁をお掃除に活用
お米のとぎ汁を流すときには、ついでにシンクをスポンジでこすって掃除しておくと、シンクをピカピカに保つことができます。
また、お米のとぎ汁をスプレーボトルに入れ、フローリングに吹きかけてから雑巾がけをするのもおすすめです。とぎ汁が界面活性剤の役割を果たしてくれるので、床がピカピカになりますよ。
4.とぎ汁で土鍋の「目止め」をする
土鍋を長持ちさせるため、初めて使うときには「目止め」をしておきましょう。
土鍋にお米のとぎ汁を8分目ぐらいまで入れて弱火で火にかけ、15分程度煮たら火を止めて、あとはそのまま放置し冷ましておきます。
こうすることで、お米のとぎ汁のデンプン質が土鍋の表面の小さな穴をコーティングして塞いでくれるのです。
「目止め」をしておけば土鍋のひび割れを防ぎ、長く愛用することができます。
5.ボディケアにもとぎ汁が使える
古くから日本人は、お米のとぎ汁をボディケアに活用してきました。
お米のとぎ汁をしばらく置いてから上澄み部分を捨て、トロッとした濃いとぎ汁で髪や体や顔を洗ってみましょう。
お米のとぎ汁をヘアパックやフェイスパック代わりに使うのも効果的だと言われています。
効果には個人差がありますが、栄養素がたっぷりと含まれているとぎ汁には、保湿効果などが期待できるとされています。
といでは捨てていたお米のとぎ汁ですが、こんなにたくさんの活用方法があると知ると、捨ててしまうのはもったいないですよね。
料理からお掃除、美容にまで活用できるとぎ汁を有効活用して、生活の中に取り入れていきましょう。