冬こそ食中毒が起こりやすい! ノロウイルスに注意しよう

食中毒の季節といえば夏を連想しがちですが、実は冬も食中毒に注意しなければなりません。
冬に起こる食中毒はウイルス性のものが多く、その中でもほとんどがノロウイルスによるものです。
ノロウイルスは感染力が強いため、慎重に対応しなくてはなりません。

また、高齢者や小さな子供、病気にかかっている人など免疫力が弱い人が感染してしまうと重症化しやすく、特に注意が必要です。今回は、ノロウイルスの症状や正しい対処の方法、予防するためのポイントをご紹介します。

冬に流行する食中毒!ノロウイルスとは

ノロウイルスとはどういったものなのか、感染経路と症状を詳しく解説します。

ノロウイルスの感染経路

ノロウイルスといえば、生ガキなどの二枚貝から感染することで知られていますが、実はこれが原因の食中毒は全体の1割ほどです。
多くは人から人へ感染し、拡大していきます。トイレのあとの手洗いが十分でないまま調理をしたり、感染者の吐いたものを処理したりしたときに飛沫を吸い込むことで感染するケースが大半です。

ノロウイルスの症状

ノロウイルスは12時間~72時間の潜伏期間で発症し、激しい下痢と嘔吐を繰り返します。

また38度以上の発熱を伴うこともあります。乳幼児は嘔吐の症状が強く出やすく、成人になると下痢が主な症状です。
症状が重いと水分が十分に取れず、脱水症状を引き起こす可能性が高いので注意しましょう。
症状は、通常2~3日ほどで回復しますが、ウイルスの排出に時間がかかると1か月ほど症状が続く場合もあります。

食中毒の症状が出た時の対処方法<

疑わしい症状が出た場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
食品を扱う職業の人は、特に体調の変化に気をつける必要があります。また感染拡大を防ぐため、受診前に電話で症状を伝え医療機関の指示に従うようにしましょう。
家族など身近な人が感染した場合、注意するべきことがいくつかあります。

吐いたものなどの片付けの際は、使い捨ての手袋とマスクを着用しペーパータオルなどで拭き取り、塩素系漂白剤と一緒にビニール袋へ入れて密閉し捨ててください。
汚れが付いた個所は、水で薄めた塩素系漂白剤で拭き消毒することが大事です。
そのあとは、感染しないためにも入念に手を洗いましょう。

冬のノロウイルスによる食中毒を予防するために

 
風を当てて防虫剤の臭いを取る
 

冬に流行する食中毒のノロウイルスを防ぐためには、加熱・手洗い・消毒の3つを徹底することが重要です。
二枚貝など加熱調理の必要があるものは、中までしっかり火を通さなければなりません。
手洗いは、特に食事前と調理する前、トイレのあとに必ず行うようにしましょう。
せっけんで指の股やしわの部分を伸ばすようにしてよく洗い、十分にすすぎます。
これを二回繰り返すと効果的です。また包丁やまな板などの調理器具は使用後すぐに洗い、煮沸消毒することを心がけると良いでしょう。

夏場と違い、冬場は食中毒に対して気が緩んでしまいがちです。
しかし、冬は空気が乾燥し風邪などをひきやすく免疫力が低下しやすい時期です。こういう季節だからこそ、食中毒に感染しやすく注意しなくてはなりません。普段からきちんと予防しましょう。