家電量販店最大手のヤマダ電機は2011年7月15日、東京都の新宿駅西口に「LABI新宿西口館」をオープンする。都市型店舗「LABI」としては国内19店舗目。新宿エリアでは、昨年4月にオープンした「LABI新宿東口館」に続く2つ目の店となる。新宿の東西に店舗を構えるヨドバシカメラ、ビックカメラとの競争がますます激化しそうだ。

 新宿駅から徒歩10分の甲州街道沿いの好立地で、新宿西口のオフィス街に近いことからビジネスパーソンの来店を期待する。スマートフォンや高性能生活家電など、ネットワークにつながる最先端の家電を多く取りそろえるのが特徴だ。ヤマダ電機ではこうした家電を「スマート家電」と名付け、体験コーナーの充実を図っている。省エネ家電やLDE電球、太陽光パネル、家庭用蓄電池など、節電や省エネにつながる商品も数多く取り扱う。

 新店舗は全館、消費電力の低いLEDを採用。屋上には太陽光パネルを設置し、店舗で使用する電力の一部を発電している。エアコンは最新の省エネ促進システムを導入して消費電力を大幅に削減した。屋上緑化にも取り組んでいる。

新宿駅近くの激戦区に店舗を構える「LABI新宿西口店」。売り場は地下2階から9階まで。7月15日午前10時に開店する。営業時間は午前10時から午後10時まで (画像クリックで拡大)

キャッチフレーズは「これからの家電がここにある」

ヤマダ電機の一宮忠男社長。ネットワークを核にした「スマート家電」で他店との差別化を図る(画像クリックで拡大)

 オープンに先がけて14日に開催した記者説明会で同社の一宮忠男社長は、同店のキャッチフレーズを「これからの家電がここにある」と語った。スマートフォンなどのネットワーク対応のスマート家電、省エネにつながるLEDや太陽光パネルなど、今後、成長が期待できる分野に重点を置いた商品を取りそろえる。店舗作りは、「時代に合わせ、これからの店舗のあり方を体現した」(一宮社長)。LED照明などは他店でも採用を進める。同店では天井の照明だけでなく、什器や看板にもLEDを使用。取り扱う照明も全てLEDだ。店内の照明でLED化されていないのは案内灯だけという徹底ぶりだ。

 昨年4月にオープンした東口館は、女性層や若年層向けの店舗作りを目指した。今回の西口館のターゲットはビジネスパーソン。1階は人気のスマートフォン専用売り場とし、6階のパソコン売り場には266台を展示する。モバイルノートも豊富に取りそろえていた。売り場は地下2階から9階の11フロア。面積は、東口館と同じ約2400坪。売り上げ目標は、「池袋総本店を抜くくらいを目標にする」(一宮社長)。東口館と合わせて700億~800億円を見込む。2店舗体制で、新宿エリアの家電量販店競争に挑む。

1階のスマートフォン売り場では、ネットワークでつながるテレビなどを紹介している(画像クリックで拡大)

省エネ家電、太陽光パネル、家庭用蓄電池などをまとめて提案する(画像クリックで拡大)