黒カビ撃退! 自分でできる簡単洗濯機掃除のポイント

黒カビ撃退! 自分でできる簡単洗濯機掃除のポイント
暑くてじめじめしたこの時期、洗濯物に黒く細かいゴミのようなものがついていて驚いた経験はありませんか?
実はそれ、ゴミではなくて洗濯槽の裏側に付着した黒カビなんです。
湿度が高い環境を好む黒カビは、石鹸の残りかすや衣類の汚れなどをエサにどんどん増えていってしまいます。黒カビに効果的な洗濯機掃除の方法を覚えて、すぐに撃退してしまいましょう!

洗浄効果が高くて安全!酸素系漂白剤をゲットしよう

今回は、縦型タイプの洗濯機の撃退法を紹介します。
黒カビが発生してしまったときは、専用の洗濯槽クリーナーか市販の漂白剤を使って掃除します。
漂白剤には酸素系と塩素系がありますが、おすすめは酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)。
酸素系は、40℃~50℃くらいのお湯に溶かして使うと洗浄効果が高まり、環境にもやさしいという優れもの。
どこでも手に入る塩素系漂白剤と違い、大きめのドラッグストアやナチュラル系のスーパー、生協などで扱っています。近くに見当たらないという場合、ネットで購入するのが良いでしょう。

洗濯機の掃除方法

準備するものは、酸素系漂白剤、使い古しのハブラシ、雑巾、ゴミ取りネット(お風呂用)です。以下の手順に従って掃除を行っていきましょう。

1.洗濯槽の入り口付近の汚れを歯ブラシや雑巾などで落とす。
2.40℃くらいのお湯を高水位まで入れ(注1)、そこに酸素系漂白剤を400g~500g入れる。
3.洗濯機の「洗い」で5~10分ほど回し、そのまま3時間~一晩放置する。
4.カビがはがれてたくさん水に浮いているので、そのままもう一度「洗い」で5分回す。
5.お風呂用のゴミ取りネットで浮いているカビをすくい取って捨てる。
6.排水し、底に残ったカビを雑巾などでふき取る。
7.きれいな水を高水位まで入れ、「洗い」~「脱水」まで一通り回して終了。
8.まだ黒カビが取りきれていない場合、(7)をもう2~3回繰り返す。
9.それでもまだまだ、という場合、(1)~(6)までをもう一度繰り返す。

(注1)洗濯機によっては40℃以上の湯を入れられないものもあるので、説明書を確認しましょう。

どうしたら黒カビの発生を防げる?

洗濯機の中はどうしても湿気がたまりやすく、黒カビ菌を完全に撃退するのは簡単ではありません。しかし、月に一回でも洗濯槽を掃除する習慣を身につければ、大発生をくいとめることができます。
洗濯槽の掃除を簡単に済ませたい場合は、高水位でクエン酸かお酢(純粋に酢だけのもの)を混ぜて「洗い」~「脱水」まで回すことで石鹸カスを取り除くことができます。
普段できることは、洗濯機の中に湿気をこもらせないようにすることです。
洗濯物を洗濯機の中に入れっぱなしにしない、脱水が終わったらすぐに取り出し、ふたをあけっぱなしにして乾燥させる、乾燥機能があれば洗濯槽を乾燥させる、などに気をつけてみましょう。また、石鹸カスが残らないよう、洗剤を多めに入れすぎないことも大切です。

黒カビ撃退! 自分でできる簡単洗濯機掃除のポイント

洗濯機の黒カビ撃退法、いかがでしたか?
ちょっと手間はかかりますが、酸素系漂白剤を使うことで黒カビを一網打尽にすることができますよ。
汚れがたまり過ぎていると一度で取りきれないこと場合もあります。諦めずに二度三度とトライしてみてくださいね。